ホクロ・イボTROUBLE03
医学的には色素性母斑または母斑細胞母斑と呼ばれ、良性の母斑細胞の集まりです。生まれつきあるものと成長途中で現われてくるものがあり、また、平坦な色素斑(しみ)や皮膚表面から隆起したものなど、いろいろあります。
大きさは通常直径5mm以下の場合がほとんどで、それ以上の大きさで徐々に大きくなってくるものは、メラノーマ(皮膚がん)の可能性も考えられ、要注意です。イボは、老化に伴う脂漏性角化症とウイルス感染による尋常性疣贅の2つに大別され、美容で扱うのは主に前者になります。
脂漏性角化症は数mm~2、3cm大程度まで茶褐色で軽度隆起した結節です。露光部に多く、シミが成長してイボ状に盛り上がったものとも考えられています。
イボは良性のものがほとんどですが、悪性のものもあるため、発見次第できるだけ早期に治療するのがおすすめです。
ホクロの種類
ホクロができる主な原因には、先天性なものと後天性なものがあります。
先天性のホクロ
後天性のホクロ
イボの種類
イボができる主な原因には「感染性」「伝染性」「老化性」のものがあります。
感染型のイボ
伝染型のイボ
老化型のイボ
ミルディス皮フ科のホクロ・イボ治療
ミルディス皮フ科では、メイクでは隠し切れない小さなホクロやイボを外科的処置(メスでの切開)をすることなく、レーザーで簡単に除去ができます。
※初診料¥3,300、再診料¥1,100が別途掛かります。
ホクロの治療比較
炭酸ガスレーザー単独 | Qスイッチレーザー単独 | 炭酸ガスレーザーとQスイッチレーザー併用 | メスによる除去 | ||
顔面 | 色が濃い | ||||
隆起性 | |||||
薄く平坦 | 不要 | ||||
頸部 | 色が濃い | ||||
隆起性 | |||||
薄く平坦 | 不要 | ||||
駆幹・四股 | 色が濃い | ||||
隆起性 | |||||
薄く平坦 | 不要 | ||||
大きめ隆起性色素性母斑 |
- 口唇(赤唇)のシミ・ホクロはQスイッチレーザー単独治療がほとんどです。この部位も手術は行っていません。(恩田Drのみ)
- 鼻(鼻尖、鼻背、鼻翼)のホクロ治療に際して、傷痕のことを考慮して、当院では切除治療は行っていません。(恩田Drのみ)
- 躯幹・四股において色が濃いホクロに対して炭酸ガスレーザー治療はではないのは、顔に比べると瘢痕が目立ちやすいから。
- 大きさが大きいとメスによる外科的切除が優先されるようになってきます。大きさや部位で異なりますので、詳細はご相談ください。
- 部位や大きさにより、当院では対応していない症例の切除治療は他施設へご紹介いたします。
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーを使用して、ホクロやイボなどの出来物を熱で皮膚組織を蒸散させる(削る)治療法です。ホクロやイボの状態によっては、盛り上がっている部分をメスで切除し、その下床を蒸散させる場合もあります。あるいはごく小さな出来物の場合には脂肪層まで完全に上述のくり抜き法と同様の深さまで蒸散させる場合もあります。